トリックオアトリートメント。

神奈川県の端のイナカで生まれ育ってね。
高校まで地元の小田原。
大学生になって、初めて東京の方々と接した訳なんですが。
本当に今でも覚えてる、ちょっと衝撃だった出来事の１つに。
東京の友人たちが「そろそろハロウィンだね～」なんて話してたんですよ。
俺はマジで「え？」なんて思って。
うっすらと「ハロウィン」って単語は聞いたことある気がしたんだが、いったいそれが何なのか。
全然分からなかったんだよね。
１つのイベント事を表す言葉、ってのすら分からなかったんじゃないかな？
東京ってそういうのがあるんだ！と驚いた１８の頃の俺。
俺が子供の頃、小田原にはハロウィンなんて無かったよ。
俺と同じくらいの世代の地方出身者は、だいたいこんな感じじゃない？
ハロウィンとの出会いって(笑)

もちろん生まれてこの方。ハロウィンに仮装なんてした事もありません。
だいたい正確な日にちも知らないし。
１０月３１日なんだってね。
先日の土曜日。ちょっと時間がありましたもんだから。
「そうだ！今年は俺もハロウィンってやつをやってみよう！！」と。
参加を決意しました。初参加。
とりあえずそれっぽい衣装を持ってお出掛け。
と言っても俺は仮装用の衣装なんて持ってないので、オトートの部屋にあったプロレスラーのマスクを持って。

行った先は同級生の中澤がやってる喫茶店、ジャワーバックス。
マスクをかぶって、上半身裸になって突入しました。
カウンターに座るなり「プロテインを１杯」
・・・
・・・全っ然ウケねぇ。

いや～、こんなにもかってくらいチンチンにすべりましたよ。
俺が入るなり中澤、「え・・？」とか言ったきり固まっちゃうんだもん。
まったく予想外。
おかげでほんの数分でマスクを取って正体をバラす羽目になってしまいました。
その後散々「裸はやりすぎ」とか「お客さんいないときで本当によかった！」とか怒られてしまった。
えええっ！ハロウィンじゃん！こーいうの、やる日じゃん！！
中澤、どうやらマジでヤバい人が来たと思ってしまったらしい。

ダメだ。
小田原、いつまでたってもイナカでやんの。
全然ハロウィンなんて根付いてないのねー！！

最近、考えるんです。
人生の終わり方、ってやつ。
やっぱり最後は笑って死にたいよね。
なんだか俺らしくていいじゃない。
だから死ぬときは、ハロウィンのちょっと前にくたばってさ。
お葬式をちょうどハロウィンの日にやってほしいんだ。
最高じゃない？
そう。人生最後のギャグ。
「これがホントの、火葬パーティー」

ＯＫ！来年は君のお店に行くかもしれないぜ？