返ってきた、ちょっとだけ思い出のＣＤ。

ミクロコスモスを見に行って、久しぶりに酒井に会った時。
なんとも懐かしいＣＤが返ってきました。

HARD SKIN の Hard Nuts And Hard Cunts



返ってきた、つーか。「そういえばあのＣＤ返せー！」なんて事前にメールしといたんだけどさ。
（酒井もすっかり忘れてて、ラックの奥の方からほこりまみれで発見されたらしい(笑)）

９０年代後半（？）から活動してるイギリスの Oi! スキンヘッズのパンクバンド。
俺が２０代前半、 TABLOiD PLAY でそんなスタイルのバンドやってた俺は当然買って。
うおー！超かっこいい！！ってものすごく影響されて聴いてました。
大合唱でポップで単純で分かりやすくて。
ちょっと意地悪な言い方したら、日本人好みのOi!パンクバンドだよね。

でもなんか俺。結構すぐに聴かなくなっちゃってさ。
その頃俺、タブロイドをどうしようか？なんて迷ってた時期で。
もっと言えば、オイって何？とかスキンヘッズって何？とかさ。
思想云々とかも含めて。
Oi!パンク、スキンヘッズ。そういうスタイルの周りのパンクバンド。シーン。
そんなのにちょっと疑問を持っちゃって。距離置くようになっちゃって。なんならちょっと嫌いになっちゃって。
近親憎悪ってやつかな？
正直、そんな時期がありました。俺。
あんなに聴いたハードスキンのＣＤも、全然聴かなくなっちゃって。
そういや俺ら、来日したハードスキンの前座とかやらせてもらってたんだよな。
ホント、すっかり忘れてたけど。
そのくらい興味を失っていました。当時はね。
一緒にやったライブもろくに見ず後ろの方にいた気がする。
ＣＤも酒井が「貸して」って言うから貸して。そのまま。
「一瞬カッコいいけど。すぐ飽きるよ」とか言ったかもしれない。
で、俺は結局タブロイドを辞める事になってね。

あれから何年もたって。
いろんなバンド見て、聴いて。自分の新しいパンクバンドもやってて。
もちろん今はＯｉ！とかスキンヘッズのバンド。大好きです。
そりゃそうだよね。あんなに大好きだった音楽、大げさな言い方したら青春を捧げたような音楽を嫌いになれる訳なんか無いもんな。
久しぶりに聴いた HARD SKIN のＣＤも、ものすごいカッコ良かった。
３周くらい、ぶっ続けで聴いてしまった。
今じゃ「あの時もっとちゃんとハードスキンのライブ、見ておけばよかったな～」なんて思ったりもするけど。
でもなんか。若かった頃の俺はちょっとだけ。
なんつーか真剣に？っつーのかな？考えて。悩んで。バンドやってたんだよね。
な～んてね。そんな事を考えました。

そのきっかけが、このハードスキンのＣＤ。
ではHARD SKIN で Hard Skin。どうぞ。



下ネタ満載のお下劣でおふざけなバンド？
でもイギリスのかつてのスキンヘッズ（のイメージ？）を、猛烈に皮肉ってるバンドなんて言われ方もされるみたいね。
ホントのところはどうなんだろうね？