若いバンド２組。

先日のフロッピー企画に出演したピーナッズと Bye Bye King の若い２組。
去年の年末に一度見て心をつかまれたピーナッズ。その時買ったデモ音源も素晴らしく、今回共演できるのを楽しみにしてました。
やはりとっても良かった。最前列で一緒に歌わせてもらったよ。
まだ２０代前半の子たち。純粋さ、真剣さ、が伝わってくる曲、ステージでね。
すっごいキラッキラしてる訳ですよ。若さで。
なんかもう自分が失ってしまったものを見せられ、それが鋭いナイフのように胸に刺さって泣きそうになるのです。
そう。刺さる。本人たちの意図してないところで(笑)
いつまでもバンドやってる中年がちょっと悩んでる状態でピーナッズ見たら。
「俺はもう辞めよう」なんて決めるバンドマンも出るんじゃないかな？
トドメ刺されてさ。
でもそれはそれでカッコいいと思うけどね(笑)

STATTOのスタッフ。カトちゃんの Bye Bye King も良かったよ。
ドラムの子はまだ２０歳で、ドラム始めて間もないそうで。
カトちゃんに「ファニーさん、アドバイスしてあげてください！」なんて言われちゃったけどさ。
あはは。俺はそんなアドバイスできるようなドラマーじゃないって。
仕方ないからアドバイスと言うか、無理に自分のスタイルを矯正しないで、そのまんま練習していけばいいと思う、なんてなことを言いました。
エラそうにならないように気をつけながら(笑)
全然下手じゃなかったしね。
なんか自分なりの独特のリズムを持ってる子で「面白いな～」なんて思ったんだ。
教科書通り上手なお手本みたいなドラムより、俺はこういうその人だけができるようなドラムが好きなのよね。
・・やっぱりアドバイスなんて向いてないな(笑)
カトちゃんは俺のドラムを買ってくれてるみたいで、持ち上げてくれてさ。嬉しいもんです。

この２つの若いバンド見て。
俺にもこんな時代があったんだな～。とか。そんな感じ。
で、自分の変わってしまった部分。いつまでも変わらない部分。
言い換えると失ってしまったものと、上手くいかないものがドーン！と突きつけられるような気がしてね。
でもそれが全然嫌な気分じゃないのよ。なんだろね？
いい年こいて若いアイドルにハマるおじさんって、こんな気分なのかな？
なんてことも考えたり(笑)

とにかく、このコンピューター仕掛けの音楽が主流の今、パンクやロックに興味を持ってくれたり、やってくれる若者がいることが嬉しいな。）
ピーナッズのギターのトミーくんが恥ずかしくなるくらい「カッコよかったです！」と褒めてくれた。
・・気をつかって、とかじゃなきゃいいんだけど(笑) ＣＤも買ってくれたしね。
いやいや。俺らよりピーナッズもBye Bye Kingも本当に良かったよ。




行きの車の中で聴いていったピーナッズのデモと STIFF LITTLE FINGERS のライブアルバム。