私がおじさんになっても。

そういえば土曜日の演劇を見に行ったときの話。
舞台に上がってた１人の役者さんで気になった人がいてね。
たぶん結構なお歳の、頭髪薄めでお腹も出たおじさんなんだけどさ。
もうなんかすごい迫真の演技してて、舞台上動き回って、笑いどころも全力でやっててね。
実は去年見に行ったときも、このおじさんに目を奪われたんだが、今年も凄かった。
ホントにカッコよく見えます。年齢、見た目。そんなもんは全然問題にならない。

最近たまに思うんだけどさ。
俺はたぶんこのまま、この先もずーっとバンドとかやってくような気がしてね。
今のところは、ね。全然辞める気配も無けりゃ理由も無いしさ。
結構な歳になってもバンドやってんじゃないかな？
で、もうホント。おじさん！とか初老！とかの年齢になったとき。
やっぱりパンクバンドやってたいな、って。
なんかこう、ルーツ的なロックンロールとかさ。いかにも大人の音楽みたいなのとか。
ニヤニヤして腰でもフリながらギターソロを得意げに奏でるような、余裕あるロックンロールとか。
そんなの絶対やりたくないな。
なんなら今よりもっとハードなバンドやってたい。
ドラムだって「上手な演奏」みたいなのより、「すげぇ！」とか「ヤバい！」みたいな、そんなのを叩きたいもんです。
ルーツ的なロックンロールなんて、全然俺のルーツじゃ無いしさ。
ちょっと今とは違うパンクでもいいけど、よりハードでスピーディーなのをやってたいよ。
ジャパコアとか。もう。そんなのに挑戦してみるのもいいし。
当然今の EX REVERSION も辞める気なんてさらさら無いんだけどね。
テレビでたまに見たりするけど、オヤジバンド、みたいなの。カッコいいと思ったためしが無いです。
なんか余裕だよね。別になんとも思わない。やっぱり必死こいてのたうち回ってなきゃ。
オヤジでもさ。そーいう感じが好きだな。俺はね。




舞台終了後、フロアにいらっしゃったので、声を掛けてお話させてもらって。
記念写真も撮ってもらいました。
この人の芝居みたいな感じのパンクバンド。将来の理想像みたいなもんです。