ロックのシンガー。

忌野清志郎さんがお亡くなりになったって。
正直言うと、ＲＣサクセションも、ソロになってからも、タイマーズも、俺は何一つ聴いた事ありませんでした。
なので、ネットのニュースで知った時も「そうなんだ・・」ってな感想しか持たなかったんだけど。

でも尊敬する先輩や音楽仲間。特に知り合いでもない人、いろんな方のブログやら何やらで、その訃報に触れているのを見て。
心底残念でならない様子や、功績を称えるのを見て。
本当に今更ながら「すごい人だったのか」なんて思いました。

ＧＷの大渋滞にはまった友人の車で流れてたラジオで、忌野さんの歌が何曲も流れてるので、ほぼ初めて聴いて。
いい曲なんだな、って感じました。

そういや、こんな音楽に係わるようになって。
学生の時からいろんな人に「忌野清志朗カッコいいよ」とか「タイマーズは聴いた方がいいよ！」とか言われてました。
その時は俺、ふ～んって。ま、俺が聴くようなやつじゃないだろ、って。
たぶん、どっかでバカにしてたんだろうな。

俺は忌野さんだけじゃなくて、そういう「日本のロック」みたいのが、自分の音楽遍歴や影響からは、ごっそり抜けてて。
それが良いか悪いかはどうとも言うつもりは無いが、俺が知らないってだけで「すげぇ音楽」ってのは、いっぱいあるって事を解っていよう、解ってたけど再確認、とか。そんな感じ。

５日。やる事も無いし雨だったしで。１人でモスバーガー食いに行って。
その近所にあったブックオフにふらりと入って。
IAN DURY の１stアルバム｢New Boots And Panties｣が売ってたから、おおっ、こんな所にいいのがあった！って購入しました。

家帰って、イアン・デューリーさんの事をネットでいろいろ調べてたら、
忌野清志郎、イギリスでレコーディングしたときに、演奏を BLOCK HEADS (IAN DURY のバックバンド)にお願いしたんだってね。
で、それが縁でイアンも来日公演をする事になったんだって。
まったく知らなかったが、このタイミングで IAN DURY を聴いたのはなんか変な偶然だな、って驚きました。
半身不随の障害者ロッカー、イアン・デューリーは２０００年、５６才で胃ガンで死んじゃったんだって。
忌野さんもガンで、５８才。
死後の世界なんざまったく信じちゃいないが、ほんのちょっと一瞬ね。
天国で会ってたりして。なんてね。