Maybe at the end I'll say - not a bad day
2009.03.26,Thu
小学生の頃は、よく外で遊んだもんだよね。
テレビゲームとかも無い訳では無かったが、親にあんまりやらせてもらえなかった・・世代?世代なのかな?
家の近所に小さい公園があってね。
数軒先に住む同級生の奴と、駆けずり回ったり、セミやトンボを捕まえたり。チャリンコ乗り回したりね。
そんな頃、その公園に。俺達より1つ学年が上だ、という男の子が現れた。
通ってる学校は違うが、やっぱり公園の近所のマンションに住んでるっつー。
名前はカイーヨ。(この時点ではカイーヨというあだ名ではありません。後々そうなります)
カイーヨは俺らが公園で遊んでるとその度に近づいてきて、だんだんと1つ上を理由に俺らを子分扱いするようになったのよね。
俺らもまぁ、子供ながらに「先輩だしなぁ・・」なんて感覚で、言うことをきいてたんだけどさ。
でも、もうあんまりカイーヨが偉そうになってくるもんだから、俺らもついに「あいつ嫌だな」って事になってね。
これはひとつ、こらしめてやらなきゃならん!って。
どうしてくれようか?と相談したあげく、俺達はおもちゃ屋さんに行って。
当時1900円で売ってた、エアガンを買ってきたのよ。おこづかいでね。
BB弾が、結構な速さで発射されるやつ。「対象年齢19歳以上」って書いてあったな、確か。
俺らの世代の男は知ってるだろうが、もはやおもちゃではなく、相当威力もある代物。
昔はこんなの、10歳くらいの子供にも平気で売ってたんだね~。
俺らはニンマリ笑って、公園に行きました。
いつものように「お前らこっちコイ!」などと命令し始めるカイーヨ。
瞬間、俺らは隠し持ってたエアガンをカイーヨの方に向けてやったのね。
どこで覚えたセリフか「蜂の巣にスルゾ!」なんつってね。
さすがにたじろぐ、カイーヨ。
しかしそこはさすが1つ上、敵もさるもの。
「そ、そんなもの、怖くねぇぞ!撃てるもんなら撃ってみろ!」
逆にうろたえる俺ら。お互い顔を見合わせる。
もともと軽く、おどかしてやろう、くらいの考え。
「絶対に人に向けてはいけません」てなパッケージに書かれた注意文も読んでる。
子供だからね。ホントに人に撃ったら何か重大な罪にでもなるような・・
そんな気がしてました。
とたんに勢いづくカイーヨ。
「なんだよ!撃てねーのかよ!撃ってみろよ!」近づいてくるカイーヨ。
・・・もう、どうにでもなれ!!
俺は一気に引き金を引きました。
BB弾はもの凄い勢いではじき出され、カイーヨの半ズボンからむき出した太ももに、ビシッ!という音と共に命中しました。
「ア!」真っ赤な痕が付いた太ももを一瞬押さえようとしたカイーヨ。
しかしそのまま、涙目になった視線をこちらに向け、彼はこう言ったのでした。
「・・い、痛くねぇよ。全然痛くねぇよ・・・カイーヨ」
俺達。大・爆・笑!
こうして、カイーヨはそれ以来、カイーヨと呼ばれる事になったのでした。
めでたし、めでたし。
テレビゲームとかも無い訳では無かったが、親にあんまりやらせてもらえなかった・・世代?世代なのかな?
家の近所に小さい公園があってね。
数軒先に住む同級生の奴と、駆けずり回ったり、セミやトンボを捕まえたり。チャリンコ乗り回したりね。
そんな頃、その公園に。俺達より1つ学年が上だ、という男の子が現れた。
通ってる学校は違うが、やっぱり公園の近所のマンションに住んでるっつー。
名前はカイーヨ。(この時点ではカイーヨというあだ名ではありません。後々そうなります)
カイーヨは俺らが公園で遊んでるとその度に近づいてきて、だんだんと1つ上を理由に俺らを子分扱いするようになったのよね。
俺らもまぁ、子供ながらに「先輩だしなぁ・・」なんて感覚で、言うことをきいてたんだけどさ。
でも、もうあんまりカイーヨが偉そうになってくるもんだから、俺らもついに「あいつ嫌だな」って事になってね。
これはひとつ、こらしめてやらなきゃならん!って。
どうしてくれようか?と相談したあげく、俺達はおもちゃ屋さんに行って。
当時1900円で売ってた、エアガンを買ってきたのよ。おこづかいでね。
BB弾が、結構な速さで発射されるやつ。「対象年齢19歳以上」って書いてあったな、確か。
俺らの世代の男は知ってるだろうが、もはやおもちゃではなく、相当威力もある代物。
昔はこんなの、10歳くらいの子供にも平気で売ってたんだね~。
俺らはニンマリ笑って、公園に行きました。
いつものように「お前らこっちコイ!」などと命令し始めるカイーヨ。
瞬間、俺らは隠し持ってたエアガンをカイーヨの方に向けてやったのね。
どこで覚えたセリフか「蜂の巣にスルゾ!」なんつってね。
さすがにたじろぐ、カイーヨ。
しかしそこはさすが1つ上、敵もさるもの。
「そ、そんなもの、怖くねぇぞ!撃てるもんなら撃ってみろ!」
逆にうろたえる俺ら。お互い顔を見合わせる。
もともと軽く、おどかしてやろう、くらいの考え。
「絶対に人に向けてはいけません」てなパッケージに書かれた注意文も読んでる。
子供だからね。ホントに人に撃ったら何か重大な罪にでもなるような・・
そんな気がしてました。
とたんに勢いづくカイーヨ。
「なんだよ!撃てねーのかよ!撃ってみろよ!」近づいてくるカイーヨ。
・・・もう、どうにでもなれ!!
俺は一気に引き金を引きました。
BB弾はもの凄い勢いではじき出され、カイーヨの半ズボンからむき出した太ももに、ビシッ!という音と共に命中しました。
「ア!」真っ赤な痕が付いた太ももを一瞬押さえようとしたカイーヨ。
しかしそのまま、涙目になった視線をこちらに向け、彼はこう言ったのでした。
「・・い、痛くねぇよ。全然痛くねぇよ・・・カイーヨ」
俺達。大・爆・笑!
こうして、カイーヨはそれ以来、カイーヨと呼ばれる事になったのでした。
めでたし、めでたし。
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今月の話
コメントを下さった皆様には本当に感謝しています。
渡瀬
GMK テツヤ
渡瀬
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渡瀬
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渡瀬
JUDITH_2020
渡瀬
JUDITH_2020
己で自己紹介
渡瀬です。もしくはファニーです。
神奈川県小田原市在住。
38歳、男。
EX REVERSION ドラム担当。 70'sパンク、80'sOi!などPUNK中心に愛聴。
若手芸人、演芸好き。
趣味、釣り。
2003年度M-1グランプリ予選落ち。
好きな食べ物は、やきそばです。
バンドのHP
あの頃はギリギリのところで生きていたっけ。
今月のおすすめワード 「60万円」
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