これは昨日の話。

ケーキくらいは食ったぜ。家にあってね。
電飾で飾ったり、夕飯はご馳走！みたいな家庭じゃないが、なんだかんだで俺の母親は、毎年クリスマスにケーキ買ってきてるんじゃないかな？

クリスマスだからかどうか分からないけど、夕飯は鶏肉でね。
んで俺は前日に釣ってきた魚を刺し身で食ってて、うまいうまい言いながらすごいスピードで腹いっぱい食って。
そのまま自分の部屋に帰ろうとしたら、
「ケーキ切って紅茶入れるから食べてけ」なんて言われたんだけど。
「腹いっぱい食っちゃったから、今いらない」なんつって、俺は自分の部屋に引っ込みました。

「腹いっぱい」ってのは半分くらい本音なんだけど、後の半分は。
「いい歳こいた男が家族と一緒にケーキを食べる」ってのが。
どうもこう、気恥ずかしいような、情けないような、みっともないような、そんな気がしてね。
あとはあれ。ほーんのちょっとね。
なんか聞かれたくない事聞かれそうだな、なーんて思ってね。

寝っ転がってテレビ見て、ドラムの練習なんかして。
いつもとな～んも変わらない夜だったけど。
なんか変に思い立って、俺が唯一持ってる映画のＤＶＤを見ることにしました。
SCHOOL OF ROCK ってやつ。
映画なんて数えるほどしか見たことないが、そん中でも俺が一番面白いと思った映画。
マジでＤＶＤなんてコレしか持ってないのよ。
キッチンに誰もいないの見計らって、ケーキ持ってきて。
飲み物もなんも無い中ケーキほおばりながら、見ました。
コメディっつーのかな？俺はよく分からないけど、半ばお笑いみたいな映画なんだろう。
でも俺、この映画。すっげー泣けるんだよ。何度も見てるのに。毎回ね。
ケーキ食べながら、お気に入りの映画。悪くないだろ？

POGUES の Fairytale of New York を聴きました。ニューヨークの夜の夢。
「クリスマスがどうちゃら」ってな歌詞が出てくるから、ってだけの理由で。
実はこの曲、クリスマス周辺になると毎年聴いてる気がするな。
なんかもう、俺には定番のクリスマスソングって感じです。
これからも、クリスマスを盛大に、ロマンチックに、お祝いする。
なんてのは、しないだろう。俺は。
クリスマスなんざ、さして興味ない家族でも、まぁなんとなく毎年ケーキ買ってくる母親じゃないが。
これからも俺は、まぁなんとなく。クリスマスになったらこの曲を聴くんじゃないかな？
なんて考えました。
い、いずれステキな娘と一緒にこの曲聴けたらいいんだけどなー！
なんてのも、一瞬考えたんだけど、自分でこっ恥ずかしくなっちゃったな。