好きになるのに理由なんか・・あるだろ。

俺が作ってんのは、負け犬の音楽、なんじゃねぇかな。
決して卑下して言ってる訳じゃなくてね。
音楽の、根底に流れてるもん、って事で。
もちろんポップでキャッチーでハッピーなパンクロックも大好きなんだけどね。

少なくとも、俺が作ってるほとんどは、負の感情を叩きつけた曲だと思います。
意識的にそうしてきた訳じゃなくて、自然に。俺が言いたい事を書くとそうなる事が多い、ってだけの話で。
あ。念のため言っとくけど、人柄はとってもキャッチーなのよ？バカみたいにハッピー。
ただ大声出して叫びてぇのは、ほとんどが負の感情だ。
なんだろ。カッコよく言ったら、反逆？
反逆のパンクロック。あはは。そんなカッコいいもんじゃねぇか。

なんかこう。下の方にいたい。
誤解を恐れずに言えば、下から上を睨み付けて、暴言吐いてやりたい。
そんなようなもんを、音楽から感じたとき、俺はゾクゾク来るんだよ。
劣等感とか。そんなようなやつでいい。
そっちのが(曲をつくる上では)俺には自然だと思います。性に合ってると思います。

明るく、ポジティブな歌を否定してる訳じゃないのよ。
ただ俺には、よく解らないんだ。いろんなもんが欠けてる俺にはよく解らないの。
アレよ。テレビドラマなんて一切見ねぇのは「あんなツラのいい主人公に感情移入できっか！」
ってのと一緒。(あ、全然わかんない？？)
全くリアルに感じないのよ。

俺がもし、こんな背が低くなかったら。顔がカッコよかったら。
女の子に好かれるような男だったら。
稼ぎのいいカッコいい仕事してたら。
要領よく器用に人生を送れてたら。
みんなと一緒の青春時代、みたいのがあったら。
俺はパンクロックなんて、好きじゃなかったかもしれないです。

ポップでキャッチーな音楽が好きです。音楽はね。
だからこう。反逆ＰＯＰ、とか。極悪ＰＯＰとか。そんな曲ができたら最高だよな(・・・う～ん・・どうかな？)